「最近夫の様子がおかしい」
「同僚の表情が乏しくなった」
「家族としてできることはないのかな」
周囲の人の変化に気づいたけれど、どうしたらいいかわからない。
こんな悩みありませんか?
メンタルヘルスとは、こころの健康状態を表す言葉です。
こころの病気で病院に通院している人たちは、日本人のおよそ30人に1人の割合といわれており、誰でもかかる可能性のある病気です。
メンタルヘルスの不調とは、具体的にどんな状態かわからないという方が多いと思います。
私も同僚の様子がおかしいなと感じていたことがあり、その後突然仕事に来なくなったということがありました。
その時なにかできなかったかなと悔やみました。
この記事では、メンタルヘルスの不調に気づくためのサインと気づいたときに何ができるのかについて解説していきます。
メンタルヘルス不調の人の10のサイン
メンタルヘルスの不調は、自分では気づきにくいといわれています。
自分で気づいたとしても、抱え込み、誰にも相談しないことも多くあります。
メンタルヘルス不調を助けるためには、まず周囲の人がサインに気づくことが重要になります。
メンタルヘルス不調の10のサインは次のようになっています。
- 遅刻や早退、無断欠勤が増える
- 理由が明確でない、離席が増える
- 業務量がかわらないのに残業が増える
- 報告・連絡・相談がなくなる
- 服装や髪型の清潔感がなくなる
- 人間関係のトラブルが増える
- 挨拶をしない
- 突然泣き出す、独り言が増える
- 表情が乏しくなり、覇気がなくなる
- 不眠や食欲不振がある
いつもと違う様子が10日から2週間続く場合は、メンタルヘルス不調かもしれません。
メンタルヘルス不調の原因
厚生労働省の指針によると、メンタル不調は「精神障害や自殺のみならず、ストレスや強い悩み・不安といった労働者の心身の健康や生活の質に影響を与える可能性がある問題を幅広く含むもの」とされています。
ストレスが心身に様々な影響を及ぼしメンタルヘルス不調を引き起こします。
メンタルヘルス不調の原因は、2つにわかれるといわれています。
仕事がメンタルヘルス不調の原因
仕事の量が多く長時間であることや仕事の自由度が少ないほど、ストレスが大きくなり、メンタルヘルス不調となる場合があります。
また職場では、人間関係もストレスに大きく影響し、ハラスメントは特にメンタルヘルス不調につながりやすいので注意が必要です。
私生活がメンタルヘルス不調の原因
私生活がメンタルヘルス不調の原因となるケースもあります。
家族や恋人、友人との人間関係のトラブルや家族の病気になったなどの出来事が要因となります。
自身の病気や怪我、金銭のトラブルなどもストレスになります。
私生活で起こる色々なイベント事があったときにもストレスを感じていることがありますので注意が必要です。
メンタルヘルス不調の悪化予防法
メンタルヘルスの不調を予防するためにはどうすればいいのでしょうか。
メンタルヘルス不調は、一人で抱え込んでしまうことが多いため、周囲の人が積極的にサポートすることで、早期の回復や悪化の予防につながります。
できるなら、セルフケアをすることが予防になりますので促してみてください。
周囲の人ができること
- まず、寄り添い、傾聴して話を聞くことができるように心がけましょう。本人が言いたいことはなにかを理解しようとする姿勢が大切です
- 相手の感情やペースに合わせ、無理に行動を促さないことも重要です
- 仕事が忙しく自分で休息をとれない場合には、周囲の人が休息を取る時間を作ってあげるようにしましょう
- そして、専門家の支援を受けることを提案することも必要です
セルフケア
- 運動は、ストレスを軽減し、心身ともにリフレッシュすることができます。
- 睡眠は、メンタルヘルスに深く関わっており、十分な睡眠は、ストレスや不安感を軽減します。
- 自分に合った趣味や興味を見つけ、日常生活に取り入れることで、気晴らしをしてストレスを軽減しましょう
まとめ メンタルヘルス不調は周囲の人が気づき支援することが大事
この記事では、メンタルヘルスの不調に気づくためのサインと気づいたときに何ができるのかについて解説しました。
- メンタルヘルス不調の10のサインに気づきサポートする
- メンタルヘルス不調の原因は、仕事や私生活のストレス
- メンタルヘルス不調を、周囲の人が積極的にサポートし、早期の回復や悪化の予防につなげる
家族や周囲の人が、メンタルヘルス不調かなと思ったときの参考にしてみてください。
周囲の人が気づくことが、メンタルヘルス不調の人を救う第一歩です。